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親鸞 いまを生きる 姜尚中ほか

「問題を解決する」という意味の「ソリューション」。このソリューションを追い求めていくのが現代社会である、と政治学者でベストセラー「悩む力」の著者姜尚中は語る。問いには、必ず答えがある。答えのない問いは問わない。そんな時代においては、「何のために生きているのか」、「人生に意味はあるのか」という問いすらも無駄だとされる。親鸞は、いまこそ問いを発すること、安易に答えを求めないこと、つまり、「悩む力」が大切であることを教えてくれる。私たち人間は「快」を求め、「不快」を避け、「幸福」に唯一の価値を認めてきたが、「悩む」ことにこそ本質的な意味があり、「悩む」姿にこそ人間の本性が見える。「悩む」ことの意義を、いま一度考え直すべきではないだろうか……。なぜ、いま親鸞なのか。その答えの一つが、本書から見えてくる。



朝日新聞出版 / 朝日新書 720円(税抜)